手作り料理とくつろぎの空間「コーヒーハウス リンデンバーム」

国道53号線を鳥取方面へ、奈義町役場から2km程行くとコーヒーハウス リンデンバームがあります。

1981年開業の奈義町でいちばん古い喫茶店です。

外観の真っ白な木造の洋館は、店長吉田さんの母校の、テレビドラマの撮影にも使われた本館をイメージされたそう。昔から雰囲気の素敵な喫茶店として評判でした。

お店の接客は吉田さん、料理は奥様担当で全て手作り。ご夫婦で営まれています。いつ行っても食べられる「いつでもモーニング」と「いつでもランチ」が人気で、中でも煮込みハンバーグとポークジンジャーがおすすめとのこと。

「いつでもモーニング」

「いつでもランチ(ご飯、スープ付き)」

店名の由来は、音楽家シューベルトの冬の旅、菩提樹(リンデンバーム)と那岐山に祀られる樹齢推定900年の大イチョウで有名な菩提寺を連想して名付けられたそうです。

取材の時に使わせていただいた席は、南向きの窓から午後の穏やかな陽が差し込む、木々の緑を眺められる特等席でした。厨房からはトントントンと、奥様の優しい包丁の音が流れて来ます。

吉田さんは若い頃はカメラマンをされていて、色々な国に撮影旅行に行き、寝る時間も無い程に忙しく仕事をしていたそうです。その後、縁あって奈義町に喫茶店を開業されました。

当時植えた桜の苗木がお店の歴史と共に立派に育ち、今では近くの幼稚園や老人会の方々がお花見を楽しまれる程になりました。桜を見上げると、春の満開の桜とそれを楽しむ方々の様子が目に浮かびます。

吉田さんは喫茶店を営みながら、パソコンの修理、販売、指導もされています。若い方からご年配の方、会社関係まで幅広くサポートしておられるので、お店でゆっくりコーヒーを飲みながら相談も出来るそうです。

そんな吉田さんの趣味をお聞きすると、家庭菜園とのこと。育てた野菜はお店の料理にも使われています。

敷地内にある菜園を見せていただくと、想像よりも広く本格的でした。

夏の盛りにはたわわに実っていたというトマトやナス、きゅうりにさや豆。野菜の傍らにはイチゴも植えられていました。柿やイチジクの果樹もあり、ハーブやこれから植え付ける苗も育っていました。四季折々、実り豊かな菜園からは、ご夫妻がここ奈義町で、仕事も暮らしも楽しんでおられることが伝わってきました。

そんなお二人が営むコーヒーハウス リンデンバーム。一度訪れたらまた行きたくなる、居心地の良い喫茶店です。美味しいランチとモーニング、淹れたてのコーヒーでほっとひと息されてみては如何でしょうか。
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料金(税込)
【モーニングセットA、B】ドリンク+(A 50円 、B 100円)
【いつでもランチ(ご飯、スープ付き)】700円〜
【ブレンドコーヒー】350円
【チョコレートパフェ】650円
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会社名(店舗名):コーヒーハウス リンデンバーム
住所:奈義町行方402-1
営業時間:8:00〜19:00
定休日:火曜日
電話番号:0868-36-6103
ナギフトポイント付与条件:ご来店お一人様につき1ポイント
駐車場:有
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