【ママ記者レター】冬の暮らしと不思議な言い伝え
星が詩うように強く瞬きはじめると、いよいよ冬の訪れです。
今月のママ記者レターは、奈義町の冬の暮らしと不思議な言い伝えについてご紹介します。
奈義町に冬の足音が聞こえてくるのは、10月中旬。
朝晩の冷え込みがきつくなってきたら、暖房器具の出番です。灯油のストーブは必需品。 ストーブの上でお餅を焼いたり、おでんを煮込んだり・・・どこか懐かしい香りが町全体を包み込みます。
11月に入ると、地面に霜柱の薄化粧が見られるようになります。
地中の水分が冷えて凍ってできた霜柱。サクサクサク♪小気味よい音に子どもたちも興味津々。いつもの散歩が一味違う、冬の遊びに変身です。
12月下旬、奈義町の冬もいよいよ本番。
「那岐山の峰に3度雪が積もったら、それは里に雪が降る合図。」
那岐山を見上げて、あちらこちらでそんな会話が繰り広げられます。
お子さんと一緒に那岐山に積もる雪の回数を数え、雪が近くに来てくれることを一緒に待つことも楽しみのひとつ。言い伝え通りしばらくすると、町にも雪が降りだします。
年に3~4回ある大雪の後は、なだらかな傾斜の美術館前広場が巨大な自然のすべり台に早変わり。子どもたちはマイそり持参で遊びにやって来ます♪
ナイロン製の手袋をつけて、口の縛れる長靴を履いて。耳も覆える帽子をかぶったら、雪まみれになってもへっちゃらです。
雪で作るのは、子どもの背丈ほどの“雪だるま”に、南天の目の“雪うさぎ”、雪の球を水たまりに投げ入れる“てんぷら”遊びに、カマクラで秘密基地。
大きなつららは危ないから近づかないでね。
見守るパパママも万全の防寒対策を!足元は防水系のブーツがオススメ。靴下は2枚履きすると温かさが違います。雪の照り返しが強い日は、日焼け止めも忘れずに♪
思い出の写真を残すなら、スマホ対応の手袋があると便利です。
雪の積もった後は、楽しいことがいっぱいだけど、危険もいっぱい。
雪がいったん溶けて凍った場所や、横断歩道、段差がある場所はまるで自然のスケートリンク。 すべらない歩き方のポイントは、小さな歩幅で、靴の裏全体をつけて歩くこと。イメージはペンギン歩きです。
そしてなにより重要なことは、時間とココロに余裕を持つこと。
寒くて固まった肩のチカラをスッとぬいて、いつもよりちょっとだけ早起きして。いつも通るその道に、あなただけの冬見つけてください。
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